PDCAサイクルを構築してみましょう。
まずPDCAの最初“Plan−計画”からスタートします。
ISO9001:2008(JIS Q 9001:2008-以降規格という)の要求事項でPLANに該当する品質方針及び品質目標を立ててみましょう。
例)
顧客満足のページでご紹介したお話を基にして考えてみます。(まだ読んでいただけていないようでしたらさっと目を通してください。)
この事例をもとに品質方針及び品質目標を以下のように立てました。
●●株式会社 品質方針
当社は、品質マネジメントシステムを効果的に運用し、クレームの原因となる要素を未然に排除することによって、顧客満足のさらなる向上を目指す。
品質目標
クレームは、年間5件以内におさえることとし、発生した事例を徹底的に検証し、同様のクレームを二度と起こさないための是正処置を実施する。
社員の教育・訓練を定期的に行い、クレーム防止のための施策、またクレーム発生時の対処方法についての理解を深める。
さて、これで品質方針・品質目標の文書化までができあがりました。
ここまではさして難しい作業でないことはお分かりでしょう。
ここで品質マネジメントシステムを機能させるための大切なポイント
1.品質方針・品質目標の構築に当たって、経営者や管理責任者が真摯に取り組んでいる様子が社員に見えるようにする。
(部下に『適当に考えておけ』などという姿勢を絶対に見せてはいけません。)
2.会社が社会に受け入れられ発展することで、従業員の生活の安定および向上を達成するための品質マネジメントシステムであることを理解させる。また、そのための品質方針・品質目標であること。
従業員が本気で取り組む姿勢を喚起できるかどうかが大切ですし、ここで失敗したら、おそらく審査を通過しても品質マネジメントシステムは有効に機能しないでしょう。

